『ラスト1行でわかる名作300選』 斎藤美奈子
『ラスト1行でわかる名作300選』
斎藤美奈子 / 中央公論新社 / A5判並製 / 328P
名作の「アタマ」ばかりがもてはやされ、
「オシリ」が無視されてきたのはなぜなのか?
死ぬまでに読みたい本が多すぎるから、1作1ページで解説だ!
文豪の知性をエンディングに学べる贅沢な冊。
森鴎外は『雁』で読者に八つ当たり!?
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』の否めない唐突感。
カミュ『異邦人』は自己承認欲求が爆発?
福沢諭吉『学問のすゝめ』は人間関係に悩む若者に……
時代を越えて愛されながら、意外と知られていない名作のラスト一文。
世界の文学300冊をオシリの一文から解説しつつ、
文豪たちのセンスや生き方を鋭く批評する、
斎藤美奈子流・切れ味抜群のブックガイド!
さて、以下はなんの作品のラスト一行でしょう?
「私だけ、いつ、どこで途中下車したのだろう。」
「下痢はとうとう止まらず、汽車に乗ってからも続いていた」
「……ったく、……この、未熟者めが!」
『名作うしろ読み』&『吾輩はライ麦畑の青い鳥-名作うしろ読み』を合本し、新たな書き下ろし26本を加えた完全版。