『トレーニング』 木耳
「シリーズ人間」1
『トレーニング』
木耳(きくらげ)/ 新世界 / 文庫判並製 / 80P
これまで日記も書いたことのない70歳の著者による、はじめての私小説──。これは私小説なのか、随筆なのか、はたまた回想録か。
70年の生を振り返り、いまでも自分の存在を支えてくれる大切な断片を描く。姪っ子の「ユカちゃん」、母に料理を学ぶ「ワカメスープ」、中学生が働く「パチンコ屋」、定年を迎え最後の仕事となった「清掃員のパートナー」、表題作「トレーニング」のほか、長編「南房総富浦」など全9編。
トレーニング 目次
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ユカちゃん
ワカメスープ
パチンコ屋
駐車場
清掃員のパートナー
トレーニング
床屋
墓参り
南房総富浦
著者インタビュー
あとがき