うつわ小説 その2 『皿をまわす』 いしいしんじ
うつわ小説 その2
『皿をまわす』
いしいしんじ / 港の人 / 25P
鎌倉のうつわギャラリー「うつわ祥見KAMAKURA」プロデュースによる「うつわ小説」シリーズの第二作め。
DJとうつわ作家の不思議な出会い。レコードプレーヤーのターンテーブルと轆轤(ろくろ)にそれぞれ向き合い、ほんとうに大切なことから目をそらさずに、それぞれの世界を生きてきたふたりが「皿」を通して交錯する奇跡を描く。
「一度うまれたろ、それが大事なんだよ。うつわってものは、いつか、必ずこわれる。けど、まずうまれなきゃ、なんにもはじまらない」(本書より)
小説の内容に合わせ、紙製レコードケース入り。
「うつわ小説」シリーズは全部で四話、それぞれ独立したストーリーになっています。「その3」は来春刊行予定となっています。
プロデュース うつわ祥見 KAMAKURA
ブックデザイン 吉岡秀典+及川まどか+権藤桃香(セプテンバーカウボーイ)