『偶像の涙』 チョン・サングク
韓国文学ショートショート きむふなセレクション21
『偶像の涙』
チョン・サングク(全商国) 著 / 金子博昭 訳
クオン / B6変形並製 / 116P
心の平和を望み、孤独になりたくない「僕」らが畏怖するのは、ただの乱暴者なのか、それとも孤高の存在なのかーー
ことあるごとに暴力で周囲を威圧する不良グループのリーダー・ギピョ、クラスの秩序を保とうとする担任教師、そして級長ヒョンウ。各者の対立と葛藤を見守る高校二年生のユデが視点人物だ。
中学・高校で19年間にわたって国語教師を務めた作家による、学校を舞台にしたアイロニカルな物語。
【韓国文学ショートショート きむ ふなセレクション】
翻訳家きむ ふなが今お勧めする作家の深い余韻と新たな発見を感じさせる短編を
日本語と韓国語の2言語で読むことができるシリーズです。
韓国語の朗読をYouTubeで聴くことも可能です。