『未来の図書館のために』 前川恒雄
『未来の図書館のために』
前川恒雄 / 夏葉社 / 四六判上製 / 176P
版元HPより
前川恒雄さんは2020年の1965年に東京都の日野市において、
初代の日野市図書館長をつとめ、市民が求める本を提供する
というその1点において、日本の図書館の性格を変えました。
それは一口にいえば、市民を教育・指導する図書館から、
市民の生活のそばにあり、市民とともに成長する図書館への
大きな転換であり、いまでは当り前とされる「リクエストサービス」も
日野の図書館において、最初にはじまりました。
『未来の図書館のために』は前川さんの図書館にたいする考え方、
現在の図書館にたいする思い、そして『移動図書館ひまわり号』では
書かれなかった、その後の前川さんの歩みを綴っています。
前川さんが最後に、読者、とくに図書館に携わるひとたちに伝えたかった
ことをまとめた1冊です。
あとがきは長女の文さんが書かれています。