『パリと本屋さん』 パリュスあや子
『パリと本屋さん』
パリュスあや子 / H.A.B / B6変形判上製 / 232P
「ふらりと入った本屋で偶然出会った一冊を手に取ってみる。
ーーその瞬間はどの国にあっても至福に変わりない。」
パリ郊外に住む日本人作家による本屋めぐり。フランスならではの四季折々のイベントや、ストライキ、コンフィヌモン(ロックダウン)といった社会的な動きを経ながら少しずつ変わっていく生活を、本屋を中心に「移民」独自の視点でやわらかく、ときに鋭く描く。
エッセイと書店インタビューに加え、書き下ろし小説「Yousra」を収録。
目次
はじめに
「PIPPA」との出会い
垂直と水平
映画祭と空き巣
同性愛と美食
ストライキとアート
マンガとバンドデシネ 専門店インタビュー1
コロナとペスト
コンフィヌモンと哲学
ノエルとプレゼント
春とマンガ
マンガとバンドデシネ 専門店インタビュー2
ソファと書道
インコと二階
横浜と有隣堂
油断とパティスリー
マンガとバンドデシネ 専門店インタビュー3
本屋と必然
都市とペシミスト
[小説]Yousra
あとがき