『第三風景宣言』 ジル・クレマン
『第三風景宣言』
ジル・クレマン 著 / 笠間直穂子 訳
共和国 / 四六変形判並製 168P
被災地を考えるうえでも示唆的な空間、〈第三風景〉とはどこにあるのか? それは、人間が放棄した場所であり、人間が出入りを禁じた場所、そして人間が踏み入ったことのない場所のこと。そこが生物多様性のための避難所となる――。
---
『動いている庭』(みすず書房)などで、環境論/風景論/庭園論に新たなページを刻んだジル・クレマン(1943- )が、生物の多様性のための空間設計の指標として執筆し、世界各国で参照されている、実践のためのマニフェスト。
*人間の支配の及ばない放棄地などに生物多様性の可能性をみる本書は、三方が化粧断ちされておらず「地」(頁の下部)が袋状に綴じられたままです。お手数ですが、充分に気をつけて、ペーパーナイフなどでカットしながらお読みください。コツは最初に地袋の部分をすべてカットすることです。ぜひ思い思いの仕上がりをお楽しみください。
*初版1000部のみ。重版以降は通常の造本・体裁となります)。