『眼がスクリーンになるとき ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』 福尾匠
『眼がスクリーンになるとき ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』
福尾匠 / 河出書房新社 / 文庫判並製 / 368P
ドゥルーズ哲学の創造の原理が、『シネマ』の緻密かつ明快な読解から明かされる。
映画という芸術の新しさは、いかにして哲学の新しさへと跳ね返るのか?
ドゥルーズに伏在する「言葉と物」の二元論から、今世紀の日本の批評を導いてきた「否定神学批判」の限界に迫る、『非美学』の著者のデビュー作が文庫化。
黒嵜想、山本浩貴(いぬのせなか座)との解説鼎談会を追加収録した一冊。