『三行怪々』 大濱普美子
『三行怪々』
大濱普美子 / 河出書房新社 / B6変型判 / 112P
いい子だね。隣に丸くなったタマを撫ぜる。
ミャアという声に顔を上げると、猫は棚の上にいる。
今抱いている毛の塊は、一体何だろう。
私はかかってしまったのだ、「百文字病」なるものに。
「百文字病」を患った作家が病膏肓に入り、錬成し続けたのは、二百篇の「三行」幻想譚。
著者初の魅惑のショートショート集。
『三行怪々』
大濱普美子 / 河出書房新社 / B6変型判 / 112P
いい子だね。隣に丸くなったタマを撫ぜる。
ミャアという声に顔を上げると、猫は棚の上にいる。
今抱いている毛の塊は、一体何だろう。
私はかかってしまったのだ、「百文字病」なるものに。
「百文字病」を患った作家が病膏肓に入り、錬成し続けたのは、二百篇の「三行」幻想譚。
著者初の魅惑のショートショート集。