『ハルビン』 キム・フン
『ハルビン』
キム・フン 著 / 蓮池薫 訳
新潮社 / 四六変型判 / 256P
世の中に裸で立ち向かう青年たちは
躊躇い、悩み、そして身命を擲つ。
1909年10月26日、ハルビン駅で元韓国統監の伊藤博文を銃撃した30歳の青年・安重根は、大地主の家に生まれ、抗日義兵部隊で活動しながら、戦闘中に捕虜となった日本軍捕虜を解放したこともあった。彼はどんな怒りを抱えてハルビンへと向かったのか。
ひとりの悩める若者としての安重根を描き、韓国で33万部超のベストセラーとなった歴史小説。