『非美学 ジル・ドゥルーズの言葉と物』 福尾匠
『非美学 ジル・ドゥルーズの言葉と物』
福尾匠 / 河出書房新社 / 四六判並製 / 466P
哲学を「概念の創造」として定義したドゥルーズにとって、芸術を通して概念を創造する批評とは何だったのか。
ドゥルーズに伏在する「言葉と物」の二元論から、今世紀の日本の批評を導いてきた「否定神学批判」の限界に迫る、俊英による真の現代思想がここに!
目次
序論
第1章 能力―美学批判とその挫折
第2章 イメージ―『シネマ』の批評的受容論
第3章 体系―地層概念の地質学
第4章 言語―概念のプラグマティック
第5章 人称性―パフォーマティブ理性批判
第6章 非美学