『試行錯誤3 別冊代わりに読む人』
版元HPより
『試行錯誤』は読む/書く人々の試行錯誤のための実験室です。文芸に新しい視点をもたらす著者のエッセイや批評を集めています。
「文芸雑誌『代わりに読む人』よりもずっと小さくはじめた別冊『試行錯誤』の3号目がようやく完成しました。これまで通り、わかしょ文庫さんの「大相撲観戦記」、伏見瞬さんの「蓮實重彥論」、陳詩遠さんの「なにがなんだか」、友田とんの「取るに足らないものを取 る」のエッセイや批評の連載に加えて、今号からスズキナオさんの「谷崎潤一郎のことを考えながら散歩する」が始まりました。/最近、よく考えるのですが、つづけていくことで、はじめてできあがってくるものがあります。だから、連載という形で試行錯誤してもらえる小さな発表の場所をつづけていきたいと思います。何より、私自身が著者と並走し、何かができあがってくる様子を目撃していたいという気持ちがあります。読者の皆さんにもぜひ一緒にそれを見守り、またご自身でも何かを調べ、書き綴っていただけたらと思います。」(巻頭言「新しい仲間、つづけていくこと」より)
目次
わかしょ文庫 大相撲観戦記
「相撲に熱中できない 寺山修司の世界からやってきたお相撲さん」
【新連載】スズキナオ 谷崎潤一郎のことを考えながら散歩する
「生家の跡地でしゃぶしゃぶを」
伏見瞬 蓮實重彥論「蓮實重彥と生活する」
陳詩遠 なにがなんだか
「走ることで金を失うことから身を守っている・他1編」
友田とん 取るに足らないものを取る
「事務所、借りるかもしれない」
[書誌情報]
定価 1,000円+税
文庫判86頁、並製本
表紙用紙:アラベールスノーホワイト110kg 、本文用紙:上質紙70Kg
発行年月:2024年6月
発行所:un poco / 代わりに読む人
発行部数:350部