『ウェルギリウスの死 下』 ヘルマン・ブロッホ
『ウェルギリウスの死 下』
ヘルマン・ブロッホ 著 / 川村二郎 訳
あいんしゅりっと / B6変形判並製 / 512P
20世紀ドイツ文学の記念碑的小説復刊!古代ローマの大詩人ウェルギリウスの死の直前18時間を描いたヘルマン・ブロッホの畢生の作。
詩人ウェルギリウスは自らの決断を友人たちに伝え、やがてそれを知った皇帝アウグストゥスが現れる。詩人と皇帝は芸術、詩、生と死について激しく語り合っていく。そしてついに肉体の死を迎える。オーストリア出身でユダヤ系の著者がナチスに拘禁された際の個人的な死の覚悟から、抒情的作品にまで発展させた大作。
1977年発行集英社版『世界の文学』に収録の同書名の復刊。
目次
第Ⅲ部 地―期待
第Ⅳ部 灝気―帰郷
出典
訳者解説