『福田平八郎 人と言葉』 田中修二 編著
『福田平八郎 人と言葉 全2巻』
田中修二 編著/ 国書刊行会 / A5判上製二冊函入 / 624P
定価 8,600円+税
自然を真摯に見つめ、その深奥をとらえて《鯉》《漣》《新雪》など繊細かつ斬新な画面に凝縮した稀有な日本画家・福田平八郎。描く歓びに溢れた彼の絵画は、いかにして生まれたのか?
大分・京都・東京といった場所や時代状況など、さまざまな視点を交差させ、その生涯を丹念にたどる評伝〈人〉篇と、友人ら多くの人びとに慕われた純朴な人柄や、写生や趣味の釣りを通じて培われた豊かな感性の発露を感じさせる福田自身の文集〈言葉〉篇によって、近現代日本画に革新をもたらしたその豊かな作品世界を探求する。没後50年記念出版。
【目次】
〈人〉篇
カラー口絵
はじめに
第一章 「日本画」の時代のなかで
第二章 大分 1892~1910年
第三章 京都 1910~1918年
第四章 帝展での活躍 1918~1923年
第五章 古典と革新 1922~1930年
第六章 《漣》とその後 1930~1939年
第七章 日本画の危機の時代に 1940~1954年
第八章 新たな表現の探究 1955~1974年
あとがき
略年譜
福田平八郎著述一覧
主要関連文献一覧
図版一覧
索引(人名/事項/作品名)
〈言葉〉篇
第一章 大分から京都へ
第二章 師、友人など
第三章 表現の探究
第四章 旅と釣り
第五章 《漣》と、伏見桃山での暮らし
第六章 自由なる画境へ
第七章 自作について
再録文献一覧
図版一覧
索引(人名)