『水車小屋のウィル 新装版』 R.L.スティーヴンソン
『水車小屋のウィル 新装版』
R.L.スティーヴンソン 著 / 有吉新吾 訳 / 堀江敏幸 解説
西田書店 / 四六判上製 / 88P
『宝島』『ジキル博士とハイド氏』の作者が、故郷スコットランドの山峡を舞台に著した不朽の名作。
ウィルの「素朴な人生哲学」は、ひとりの人間が生き、そして死ぬことの意味を、深く考えさせてくれる。若い日に出会った英国十九世紀に英語で書かれた短編小説の香気を味わい直すために、自分の手で日本語に移そうと試みた有吉氏の姿勢に感銘を受ける。(中略)翻訳がそのまま鎮魂歌となった美しい事例として、読者の胸に残り続けるだろう。--堀江敏幸(小説家・仏文学者)解説より
目次
平原と星
牧師の娘マージョリー
死