『キャラメル工場から 佐多稲子傑作短篇集』佐久間文子 編
『キャラメル工場から 佐多稲子傑作短篇集』
佐多稲子 著 / 佐久間文子 編
筑摩書房 / 文庫判並製 / 288P
少女工員の労働の日々を描いたデビュー作「キャラメル工場から」、非合法の地下政治活動での女性の心の傷を描く「疵あと」、女ともだちとの数十年ぶりの再会と過去の事件を描く「時に佇つ その五」…労働、地下活動、戦争、東京や長崎の町、懐かしい友人たちについて自らの経験をもとに書き続け、昭和を駆け抜けた作家、佐多稲子。その最良の16篇を厳選した文庫オリジナルの短篇選集。