『げんげの花の詩人、菅原克己』 金井雄二
『げんげの花の詩人、菅原克己』
金井雄二 / 書肆侃侃房 / 四六判版上製 / 320P
価格 2,500円+税菅原克己を通して詩を発見した。菅原の語は実直でやさしくて強い。
――金井雄二
本書で金井さんは、菅原克己論を書くというよりも、菅原さんを通して、いのちと表現の源に分け入ろうとしている。
そしてそれは、多くの詩人の源に触れることでもある。
――松下育男
(本書あとがきより)
本書は、菅原克己という詩人を知ってもらいたい、詩を読んでもらいたい、と願いながら書いたものである。詩を書きはじめた頃より、菅原の詩を繰り返し読んできた。すでに四十年程にもなる。だからこそ、初心に戻り、もう一度真剣に見つめ直そうという気になった。
この一冊を踏み台にして、もっと多くの人に知られ、読まれ、研究され、菅原の詩のすべてがにわかに活気づいて、元気よく出てくることを願っている。