『移民の子どもの隣に座る 大阪・ミナミの「教室」から』 玉置太郎
『移民の子どもの隣に座る 大阪・ミナミの「教室」から』
玉置太郎 / 朝日新聞出版 / 四六判並製 / 368P
誰が日本人か、誰が外国人か―。その問いに簡単な答えはないこと、そう問うこと自体に線引きの暴力が潜むことを、教室の子どもたちは私に教えてくれた。
さまざまな国の人が集まる大阪・ミナミ。日本屈指の繁華街に、移民の子どもを支える市民団体「Minamiこども教室」がある。著者は記者としての取材を兼ね、ボランティアを続けてきた。
「移民のルーツをもつ子どもたち」と接するなかで見えてきた「共生」の本質を、多数のエピソードから描く。
目次
第1章 大阪ミナミの教室で
第2章 教室につながる子どもたち・親たち
第3章 教室を形づくる大人たち
第4章 ロンドンの教室で
第5章 コロナ禍という「危機」に
第6章 「支援教室」という場所