『三十九階段』 ジョン・バカン 著 / エドワード・ゴーリー 画
『三十九階段』
ジョン・バカン 著 / エドワード・ゴーリー 画 / 小西宏 訳
東京創元社 / 四六判上製 / 192P
世界大戦勃発の危機をはらむ陰謀を阻止する唯一の鍵は
「三十九階段」という謎の言葉――
ヒッチコック監督が映画化したスパイ小説史上不朽の名作が
カルト的人気を誇るエドワード・ゴーリーの
魅力的なイラストをまとい蘇る!
第一次世界大戦前夜の英国。南アフリカから帰国し、退屈しきっていたスコットランド出身の青年リチャード・ハネーのもとに謎のアメリカ人が来訪する。数日後、彼は死体となって発見された。殺人の容疑をかけられ、追われる身となったハネーだが、ヨーロッパを世界大戦に巻き込む大いなる陰謀を知り、これを阻止すべく立ち上がる。そして追いつ追われつの大冒険に……。
スパイ小説の原点ともいうべき傑作がエドワード・ゴーリーの魅力的なイラスト入りで蘇る。