『『忘れられた日本人』をひらく 宮本常一と「世間」のデモクラシー』 畑中章宏、若林恵
『『忘れられた日本人』をひらく 宮本常一と「世間」のデモクラシー』
畑中章宏、若林恵 / 黒鳥社 / 新書判並製 / 208P
宮本常一は民主主義の理論家だ!──宇野重規(政治学者)
不世出の民俗学者・宮本常一の主著のひとつであり、今なお愛され読み継がれる『忘れられた日本人』。そこに描かれた日本人の姿を、ノスタルジアや復古主義に陥ることなく、グローバリズムとナショナリズムとが錯綜する21世紀の世界のなかにいかに価値づけ、その可能性をひらくことができるのか。民俗学者・畑中章宏と編集者・若林恵が、「忘れられた日本人」の新たな姿をさがす、寄り道だらけの対話篇。
『宮本常一:歴史は庶民がつくる』『感情の民俗学』(畑中章宏)と『実験の民主主義』(宇野重規+若林恵)の必読副読本!
目次
【目次】
はじめに 若林恵
1. 翻訳 translation
2. 反作用 reaction
3. 寄合 consensus
4. 実施 practice
5. 経営体 enterprise
6. 海賊 pirates
7. 世間 worldly
8. 環世界 unwelt
9. 進歩 progress
10. 実験 experiment
11. 道具 tools
12. 伝承 lore
おわりに 畑中章宏