『左川ちか詩集』 川崎賢子 編

『左川ちか詩集』
左川ちか 著 / 川崎賢子 編
岩波書店 / 文庫版並製 / 236P

左川ちか(1911-36)は昭和初期のモダニズムを駆け抜けた女性詩人。日本近代詩の隠された奇蹟とされた。「緑」「植物」「太陽」「海」から喚起する奔放自在なイメージ、「生」「性」「死」をめぐる意識は、清新で全く独自の詩として結実した。爽快な言葉のキーセンテンスは、読む者を捉えて離さない。

目次
詩 篇
昆虫
朝のパン
私の写真
錆びたナイフ
黒い空気
雪が降つてゐる
緑の焰
出発
青い馬
緑色の透視
死の髯
季節のモノクル
青い球体
断片
ガラスの翼
循環路
幻の家
記憶の海
青い道
冬の肖像
白と黒
五月のリボン
神秘
蛋白石

白く

眠つてゐる
The mad house
雲のかたち

雪の日
鐘のなる日
憑かれた街

雲のやうに
毎年土をかぶらせてね
目覚めるために
花咲ける大空に
雪の門
単純なる風景

舞踏場
暗い夏
星宿
むかしの花
他の一つのもの
背部
葡萄の汚点
雪線
プロムナアド
会話
遅いあつまり
天に昇る
メーフラワー
暗い歌
果実の午後

午後
海泡石
夏のをはり
Finale
素朴な月夜
前奏曲
季節
言葉
落魄
三原色の作文
海の花嫁
太陽の唄
山脈
海の天使
夏のこゑ
季節の夜
The street fair
1.2.3.4.5.
海の捨子
詩集のあとへ(百田宗治)
左川ちか詩集覚え書
左川ちか小伝
補 遺
墜ちる海
樹魂

指間の花
菫の墓
烽火
夜の散歩
花苑の戯れ
風が吹いてゐる
季節
小 文
Chamber music
魚の眼であつたならば
春・色・散歩
樹間をゆくとき
校異
解説(川崎賢子)

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