『砂漠の林檎 イスラエル短篇傑作選』
『砂漠の林檎 イスラエル短篇傑作選』
サヴィヨン・リーブレヒト、ウーリー・オルレブ 他著 / 母袋夏生 訳
河出書房新社 / 四六判上製 / 264P
宗教社会を飛びだした娘の成長した姿から、人生の豊かさを思いだす母「砂漠の林檎」、
第二次世界大戦とショアの予兆を感じた夏の山の日々「最後の夏休み」、
エルサレムの迷宮のような古い路地で見つけた写真集の沈みゆく太陽球の輝き「太陽を掴む」、
父に見捨てられ戦争で辛酸を嘗めた詩人の、父への思いを綴る鎮魂歌「父」……
ユダヤ人とアラブ人、ショアの記憶、聖書物語、ユダヤ民話など、ヘブライ語翻訳の第一人者による”少し前の、そしていまの、多分、この先のイスラエル”を知る日本語版オリジナル・アンソロジー。
目次
「砂漠の林檎」サヴィヨン・リーブレヒト
「コーヒーふたつ」アターッラー・マンスール
「日記の一葉/リンカ/ラファエル」イリット・アミエル
「最後の夏休み」ウーリー・オルレブ
「ビジネス」シュミット・ラピッド
「太陽を掴む」ミハル・ゴヴリン
「ユダヤ民話」
「女主人と行商人」シャイ・アグノン
「オーニスサイド」シュラミット・ハルエヴェン
「ショレシュ・シュタイム」エディ・ツェマフ
「狭い廊下」オルリ・カステル=ブルーム
「弟子」ダン・ツァルカ
「息子の墓」ユーディット・ヘンデル
「老人の死」A・B・イェホシュア
「神の息子」ニカノール・レオノフ
「父」ダン・パギス
「聖書物語」
編訳者あとがき
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