『SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ』 戸谷洋志
シリーズ「あいだで考える」
『SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ』
戸谷洋志 / 創元社 / 四六変型判並製 / 144P
あなたに考えてほしいのは、
「SNSをどう使うべきか」といったマニュアル的なことではなく
SNSを使っているあなた自身が何者なのかという問いなのです。
承認・時間・言葉・偶然・連帯。
SNSを使う私たちを描く新しい哲学の本。
10代の生活にすっかり溶け込んでいるSNSの利用をめぐるさまざまな現象――「ファボ」「黒歴史」「#MeToo運動」など――を哲学の視点から捉え直し、この世界と自分自身への新しい視点を提供する。若い読者に「物事を哲学によって考える」ことの面白さと大切さを実
践的に示す一冊。(装画:モノ・ホーミー)
目次
はじめに
1章 なぜSNSで承認されたいのか?
1 「SNS疲れ」の正体
2 私たちはなぜ承認を求めるのか?
3 相互承認の境地へ
2章 SNSにはどんな時間が流れているのか?
1 タイムラインに時間は流れていない
2 SNSに時間を作りだす
3 人間の生きる時間性
3章 SNSではどんな言葉が交わされているのか?
1 私たちはなぜ「つぶやく」のか?
2 「つぶやき」と炎上
3 言葉とルール
4章 SNSに偶然はあるのか?
1 SNSのアルゴリズム
2 アルゴリズムと偶然性
3 自分自身を創造する
5章 SNSで人は連帯できるのか?
1 政治に利用されるSNS
2 SNSがつむぐ連帯
3 つながりに力を与えるために
おわりに
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