『神田神保町書肆街考』 鹿島茂
『神田神保町書肆街考』
鹿島茂 / 筑摩書房 / 文庫判並製 / 784P
世界に冠たる古書店街「神田神保町」はいかにして出来上がったか。幕末から現代にまで至る一世紀半余、そこに蝟集した書店、出版社、取次、大学、語学学校、専門学校、予備校、映画館etc.の栄枯盛衰をさまざまな記憶と記録を召喚して描き出し、日本近代を育んだ“特異点”の全貌を明らかにした大著が、未来の“本の街”への扉を開く「文庫版あとがき」を増補して遂に文庫化!
目次
1(神保町という地名;蕃書調所の設立 ほか)
2(明治十年前後の古書店;明治二十年代の神保町)
3(神田の私立大学;漱石と神田 ほか)
4(神田神保町というトポス;中華街としての神田神保町 ほか)
5(古書肆街の形成;神田と映画館 ほか)
6(戦後の神田神保町;昭和四十~五十年代というターニングポイント)