『悪い子のすすめ』 グリゴリー・オステル
『悪い子のすすめ』
グリゴリー・オステル 著 / 尾崎仁美 絵 / 毛利公美 訳
東宣出版 / 四六判変形並製・函入り / 104P
もし、ご自分のお子さんを良い子にしたいなら、
ぜひこの本をおすすめください。
ただし、まず先にあなたが
読んでから、読んでから……。
(ひこ・田中 推薦文より)
「指がソースでべとべとで/テーブルクロスで拭きたいけれど/ばれたらやばいと思うなら/その手を誰にも見えないように/テーブル下にそーっとおろし/隣に座ったおじさんの/ズボンでこっそり拭いちゃえよ」
——72の詩のなかに皮肉たっぷり、イケてる子どもたちがいっぱい! 皮肉や逆説、ナンセンスを織り交ぜ、やってはいけないことをあえてすすめることで、逆にそれをしてはいけない理由を考えさせる意図がある。革命歌「インターナショナル」や「ソ連国歌」のパロディも収録。