『私と言葉たち』 アーシュラ・K・ル=グウィン
『私と言葉たち』
アーシュラ・K・ル=グウィン 著 / 谷垣暁美 訳
河出書房新社 / 四六変型判上製 / 432P
大好きな本、言語、詩、動物たち、自分が育った家……。
想像力と文学の有用性を説く「取扱説明書」、ボルヘスを起点にファンタジーの水脈をたどる「『実際には存在しないもの』」、生き物の名前から架空の民族語まで「言語を発明すること」、自身が暮らした素晴らしい家を読み解きながらル=グウィン作品の真髄に至る「芸術作品の中に住む」など、2000年以降のエッセイ、講演、書評を集成。メアリー・シェリー、トールキン、ウルフ、ボルヘス、レム、サラマーゴ、“ドリトル先生物語”など、敬愛する作家・作品への慈愛に満ちた言葉が愉しい傑作エッセイ集。