『このゲームにはゴールがない ひとの心の哲学』 古田徹也
『このゲームにはゴールがない ひとの心の哲学』
古田徹也 / 筑摩書房 / 四六判並製 / 304P
ウィトゲンシュタインとスタンリー・カヴェル。ふたりの哲学者の議論を手掛かりに、ひとの心というものに迫る。懐疑論の悲劇を乗り越え、人間と関わりつづける勇気をくれる、古田哲学のあらたな一歩。
目次
第1章 他者の心についての懐疑論(「秘密の部屋」としての心;外界についての懐疑論 ほか)
第2章 懐疑論の急所(懐疑論の不明瞭さ、異常さ、不真面目さ;規準 ほか)
第3章 懐疑論が示すもの(懐疑論の真実、あるいはその教訓;生活形式への「ただ乗り」としての懐疑論 ほか)
第4章 心の住処(演技の習得;子どもが言語ゲームを始めるとき ほか)