『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる / ハプワース16、1924年』 J・D・サリンジャー
『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる / ハプワース16、1924年』
J・D・サリンジャー 著 / 金原瑞人 訳
新潮社 / 四六判変型 / 255P
現代アメリカ文学の巨匠が遺した幻の作品群(メッセージ)。
目が眩むほどの生への焦燥と渇望――
もうひとつの九つの物語(ナインストーリーズ)。
ああ、人生って、目を見開いてさえいれば、心躍る楽しいことに出会えるんだね――。
「バナナフィッシュにうってつけの日」で自殺したグラース家の長兄シーモアが、七歳のときに家族あてに書いていた手紙「ハプワース」。『ライ麦畑でつかまえて』以前にホールデンを描いていた短編。
長い沈黙の前に、サリンジャーが生への祈りを込めた九編。