『赤の自伝』 アン・カーソン
『赤の自伝』
アン・カーソン 著 / 小磯洋光 訳
書肆侃侃房 / 四六判上製 / 256P
ノーベル文学賞最有力とも言われるアン・カーソンの代表作。
古代ギリシアの詩人ステシコロスが描いた怪物ゲリュオンと英雄ヘラクレスの神話が、詩と小説のハイブリッド形式〈ヴァース・ノベル〉で再創造される。
これほど心を揺さぶる作品に出会ったのは久しぶりだ。
━━アリス・マンロー
アン・カーソンは前衛的で博識で心を掻き乱す書き手だ。
彼女の多彩な声と才能がおそらく最もよく表れている『赤の自伝』は、人を惹きつけて離さない偉大な作品だ。
━━スーザン・ソンタグ