『モルドヴァ民話』 グリゴーレ・ボテザートゥ
『モルドヴァ民話』
グリゴーレ・ボテザートゥ 収集・語り
雨宮夏雄 訳 / 中島崇文 解説
明石書店 / 四六判上製 / 368P
ルーマニアとウクライナに挟まれた東欧の小国モルドヴァ。14世紀半ば国家として出現以来、ハンガリー、ポーランド、オスマン帝国、ロシアなど周辺大国の狭間で厳しい立場に置かれながらも伝統文化と言葉を武器にアイデンティティを保持してきたモルドヴァの人々。モルダヴィアの民として受け継がれてきた感性や想像力がいかなるものか、その景色の一端を知る珠玉の民話13篇。
目次
「モルドヴァ民話」へのお誘い
はじめに
第一話 暁の王子
第二話 宵の明星と明けの明星
第三話 緑の王の息子アリマン王子の物語
第四話 スグル-ムグル
第五話 スネーク・プリンスと王様の娘
第六話 貧乏なイオンと湖の妖精
第七話 フェザー王
第八話 ハンサムなバジルと太陽の妹金髪のレオノラ
第九話 魔法の馬
第十話 緑の小箱
第十一話 勇敢なドラガン
第十二話 アリスター
第十三話 勇士ヴィサン
解説
訳者あとがき