『まるみちゃんとうさぎくん』 大前粟生/板垣巴留 ※当店限定書き下ろし短歌一首付
『まるみちゃんとうさぎくん』
大前粟生 著 / 板垣巴留 イラスト
ポプラ社 / 四六変型判 / 167P
※当店限定書き下ろし短歌一首付(5首よりランダム)
~こども、おとな、すべての人に読んでほしい、コロナ禍に生まれた物語~。
事件のはじまりは、夕日町でいちばん大きなお祭りの日。その日以降、外に出ると人々の体が変化するようになりました。目からビームが出る人、手のひらからアイスクリームがあふれる人、100メートルを1秒で走れるくらい、足が速くなった人。どんな変化が出るのかは人によって違って、元に戻る方法は見つかりません。そのため、町では外に出てはいけないことに決まりました。学校はお休み、仕事は家ですることに。そんな生活を送る小学4年生のまるみちゃんとうさぎくん。休校中にオンラインのビデオ通話で仲良くなった2人は、ちょっとずつお互いのことを話し始めます。体が変化した人たちを羨ましいと思う、まるみちゃんと、転校してきたばかりで不安がいっぱいのうさぎくん。そして、2人の体にも変化が……。まるみちゃんとうさぎくん、この2人の小学校卒業までの様子を通して、特別とは何か、普通とは何か、自分とは何かということを優しく問いかけるストーリー。