『現代怪談考』 吉田悠軌
『現代怪談考』
吉田悠軌 / 晶文社 / 四六判並製 / 352P
姑獲鳥、カシマ、口裂け女、テケテケ、八尺様、今田勇子――
そのとき、赤い女が現れる。
怪談から読み解く現代史。恐怖の向こう側にあるものとは。
絶対に許せない人間の「悪」。
深淵を覗き込んだ時、そこに映るものは何か。
怪談の根源を追求する、吉田悠軌の探索記、その最前線へ。
現代怪談に姿・形を変えながら綿々と現れ続ける
「赤い女」。そのルーツとは。現代人の恐怖の源泉を
見据えることで明らかになる「もう一つの現代史」。
赤い女の系譜を辿りつつ、その他重要な現代怪談の
トピックについても探索していく。
浮かび上がる「ミッシングリンク」とは。