『緑の天幕』 リュドミラ・ウリツカヤ
『緑の天幕』
リュドミラ・ウリツカヤ 著 / 前田和泉 訳
新潮社 / 四六変型判 / 720P
ソ連とは一体何だったのか?
ロシアを代表する人気作家の大河小説、ついに完訳!
いつも文学だけが拠りどころだった――。スターリンが死んだ一九五〇年代初めに出会い、ソ連崩壊までの激動の時代を駆け抜けた三人の幼なじみを描く群像劇。
近年ではノーベル文学賞候補にも目される女性作家が、名もなき人々の成長のドラマを描き、強大なシステムに飲み込まれることに抗する精神を謳いあげた新たな代表作。