『夜の果てへの旅 新装版 上下巻』セリーヌ
『夜の果てへの旅 新装版 』上下巻
セリーヌ 著 / 生田耕作 翻
中央公論新社 / 文庫判並製 / 440P, 456P
各1,300円+税
第一次大戦の前線へ志願兵として送り込まれたフランス人の医学生バルダミュ。腐乱死体と汚泥にまみれた戦地で一切の希望を失い、アフリカの植民地、アメリカの工業地帯へと地獄めぐりの放浪へと旅立つ。
二十世紀の呪詛を背負った作家セリーヌの、鮮烈な出発点。
上巻に中上健次らによる座談会「根源での爆発、そして毒」、下巻に四方田犬彦による巻末エッセイ「夜の果ての旅」を新たに収録。