『ショウコの微笑』 チェ・ウニョン
新しい韓国の文学シリーズ 19
『ショウコの微笑』
チェ・ウニョン 著 / 吉川凪 監修 / 牧野美加,横本麻矢,小林由紀 訳
クオン / 四六変型判並製 / 332P
今注目の作家チェ・ウニョンの短編集第1作、待望の邦訳
高校の文化交流で日本から韓国へやってきたショウコは、私の家に1週間滞在した。帰国後に送り続けられた彼女の手紙は、高校卒業間近にぷっつり途絶えてしまう。
約十年を経てショウコと再会した私は、彼女がつらい日々を過ごしていたと知る。
表題作のほか時代背景も舞台も異なる多彩な作品を収録。
いずれの作品の登場人物も哀しみ、苦しみを抱えながら他者と対話し、かかわることで、自らの人生に向き合おうとする。
時と場を越えて寄り添う7つの物語。