『町でいちばんの素人』 柿内正午
『町でいちばんの素人』
柿内正午 / 零貨店アカミミ / B6判変型並製 / 272P
「町でいちばんの素人」を自称する会社員の2019年12月から2020年7 月までの日記。
パンデミックによる日常の変容を前に戸惑い憤りくたび れながらも、本を読み、本を作り、日記を書き続ける。
その姿から学ぶものは、特に何もない。
ただ嬉しさだけがある読書日記『プルーストを読む生活』の続編、というかその後の生活の記録。
なんであれ、読んで、書く。それを続けること。
その日々の実践からは「他人事みたいに平気で自分の内臓をさらけだす」とビートたけしが称したブコウスキーの精神が勝手に引き継がれている。
(著者本人評)