『東山道エンジェル紀行』 町田康 / 寺門孝之
『東山道エンジェル紀行』
町田康 文 / 寺門孝之 絵
左右社 / 四六判 / 102P
小説家と画家の魂が鳴り響く! 構想期間20年、幻のパンクファンタジー!
寺門孝之の絵画から、町田康が物語を紡ぐ。 絵画と物語の融合を体現した造本も美しい、奇跡のような一冊。
「俺は生涯、死ぬまで追放者だ」
郷里を追い放たれた《追放者》たる俺は、生涯続く、目的地のない不毛な旅路を行く。
軽発や案内侍に監視されながら、止まることを許されない俺を待ち受ける奇妙な出会い──泣き女、人虎、水中舞踏家、音楽女王、etc.
不毛な旅路の果てに《追放者》が見出した光景とは──。
絵画から着想を得て誕生した傑作パンクファンタジー!
❖目次
1 泣き女
2 人虎
3 水中舞踏家
4 音楽女王
5 郷里にて
6 それでもいろんなことが
7 かんねん舟
8 かたまった夕景