『フィールド言語学者、巣ごもる。』 吉岡乾
『フィールド言語学者、巣ごもる。』
吉岡乾 /創元社 / 四六判並製 / 288P
フィールドへ出られなくなったフィールド言語学者が語る、
最高におもしろい言語学のはなし。
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著者は、大阪の国立民族学博物館に勤務するフィールド言語学者。パキスタンとインドの山奥で話者人口の少ない言語を調査しているが、2020年は世界規模の新型コロナウイルス感染症蔓延でフィールドへ出られなくなり、長らく「巣ごもり」をすることとなった。本書は、著者がそのような生活の中で、日常に溢れる様々な現象を言語学者目線で眺めて考えたことを綴った言語学エッセイ。世界の多種多様な言語の例を用いながら、言語学の諸分野の知識が親切かつユーモアたっぷりに語られる、最高の知的エンターテイメント。