『震える虹彩』水原涼+安田和弘
『震える虹彩』
水原涼+安田和弘 / 喫水線
上製本布装函入148×210mm / 192P
「震える虹彩」という同一のタイトルで、安田和弘による新作写真集と、水原涼による新作の小説を刊行。
日々の断片を切りとり、物語が生まれることを避けるようでいて、ぴんと張り詰めた構図から感情がダイレクトに飛びこんでくる独特の力を持った安田和弘の写真群と、いつか聞いたかもしれない声が、風景が感情が、ものすごい鮮度で目の前に立ち上がってくるスピード感で描かれる水原涼の小説。
そのどちらもを作品そのままの温度で、何にもとらわれず読むことができるよう試行錯誤を重ね、挿絵も目次もない、函入りの特別な1冊に。