『超二流の写真家 『センチメンタルな旅』から五十年を生きる荒木経惟』
『超二流の写真家 『センチメンタルな旅』から五十年を生きる荒木経惟』
大竹昭子 / カタリココ文庫 / 文庫版並製 / 80P
副題にあるように、荒木経惟の写真の神髄を『センチメンタルな旅』から説きおこしていくものです。
今年は、戦後写真のもっとも大きな成果のひとつであるこの私家版写真集の刊行から、五十年目に当たります。
本書では、パリのギメ美術館の展示をたどりつつ、荒木の写真の生命賛歌の原点を『センチメンタルな旅』に求め、ドキュメントと評論を行き来する著者独自のスタイルで展開いたします。
巻末には、片目の視力を失しながらも、日々、写真を撮り続けている荒木の現在をインタビューも収録。