『百年の孤独』 ガブリエル・ガルシア=マルケス
『百年の孤独』
ガブリエル・ガルシア=マルケス 著 / 鼓直 訳
新潮社 / 四六判変型上製 / 494P
そして愛は、誰を救えるのだろうか? 孤独という、あの底なしの淵から……。
蜃気楼の村マコンドの草創、隆盛、衰退、そして廃墟と化すまでのめくるめく百年を通じて、村の開拓者一族ブエンディア家の誰彼に受け継がれた孤独の運命は、絶望と希望、苦悩と悦楽、現実と幻想、死と生をことごとく呑み尽くし……。1967年に発表され、20世紀後半の世界文学を力強く牽引した怒濤の人間劇場が、今、再び幕を開ける。