『地中のディナー』 ネイサン・イングランダー
『地中のディナー』
ネイサン・イングランダー 著 / 小竹 由美子 訳
東京創元社 / 四六判 / 288P
イスラエルの砂漠にある秘密基地の独房。看守は将軍の命令で囚人Zを監視している。長年二人きりで、彼らは親交を結んでおり、囚人Zは毎日将軍に手紙を書いて看守に託している。この奇妙な関係が始まったのはなぜなのか。ユダヤ系アメリカ人の学生からイスラエルの諜報員になった囚人Zの、悲惨で数奇な人生とは。
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