『哲学トレーニングブック』 山口尚
『哲学トレーニングブック 考えることが自由に至るために』
山口尚 / 平凡社 / 四六判並製 / 464P
哲学に「究極の賭博性」を見出し、「私はどうしたって、血で書いたような文章を好む。そして魂の叫びがまったく聞こえない文章はただちに放り出したくなる」と語る著者が、哲学書を読むための実践的トレーニングを示す。
文章を正確に読むことはむずかしい。まして、哲学の文章は、訓練なしに読めるようにはならない。必要なことは、自分で「読書ノート」をとることだ。ではどのようにして? ある実践的かつ模範的なサンプルがここに示される。