『矢川澄子ベスト・エッセイ 妹たちへ 』
『矢川澄子ベスト・エッセイ 妹たちへ 』
矢川澄子 著 / 早川茉莉 編
筑摩書房 / 文庫判 / 416P
この少女は不言を金科玉条とし、「お話をかくひと」を夢見たーー
澁澤龍彦の最初の夫人であり、アナイス・ニンやルイス・キャロルのすぐれた紹介者であり、孤高の感性としなやかな知性の持ち主であった矢川澄子。その作品にさまざまな角度から光を当て、幼い日々、思い出の人々、高原暮らし、少女-反少女論、文学論などのテーマで織り上げる。密やかに、けれども強く輝く珠玉のアンソロジー。