『つかの間の道』 宮崎玲奈
『つかの間の道』
宮崎玲奈 / さりげなく / 136P
いなくなった親友にそっくりの
ヒサダさんに出会うカップル
夫がいなくなり、姪と暮らしている女、近所に住むおばさん
日常が歪んでいく、女の子ふたりの遠出
もう居ないはずの誰かに、目の前にいる誰かが重なり、
今いる場所に、かつていた場所が重なっていく、
都市生活者冒険譚。
日常の言葉から作られた物語。
会話を繰り返しすすむ日常(物語)には、
始まりも終わりもない、とも言えるかもしれない。
そんな物語を、どの場面からも切り取ることができる
ぺりぺりと剥がれやすい製本で仕立てました。
作者 宮﨑玲奈
装丁 古本実加
編集 稲垣佳乃子 熊谷麻那
印刷 藤原印刷株式会社
発行 さりげなく