『ドアノーと音楽、パリ』
『ドアノーと音楽、パリ』
小学館 / 新書判並製 / 304P
パリを愛した写真家の「音楽」と「街角」
フランスの国民的写真家ロベール・ドアノー(1912-1994)による、「音楽」をテーマにした約170点からなる写真作品集です。ありふれた日常から奇跡のように愛すべき瞬間を切り取るドアノーは「イメージの釣り人」と呼ばれ、没後四半世紀以上経つ今も愛されつづけています。
第二次世界大戦後の、つましいながらも音楽にあふれるパリの日常風景、セーヌ川左岸のサンジェルマン・デ・プレ地区を華やかにいろどった歌手や文化人、アーティストのスタジオ、パリ・オペラ座、チェロ奏者モーリス・バケとの交友・・・パリの音楽シーンを、ドアノーのまなざしとともに追いかけます。クレモンティーヌ・ドルディル氏、堀江敏幸氏による論考も収録。