『コンヴァージェンス・カルチャー ファンとメディアがつくる参加型文化 』 ヘンリー・ジェンキンズ
『コンヴァージェンス・カルチャー ファンとメディアがつくる参加型文化 』
ヘンリー・ジェンキンズ 著 / 渡部宏樹,北村紗衣,阿部康人 訳
晶文社 / A5判並製 / 554P
メディア論・ファンダム研究の名著、待望の邦訳!
『サバイバー』、『アメリカン・アイドル』、『マトリックス』、『スター・ウォーズ』、『ハリー・ポッター』……
世界的ヒットを記録したエンターテインメントは、多くのファンたちが積極的に参加することで熱狂の渦が生まれた。
映画やアニメ、ゲーム、コミックなど多岐にわたるメディア・プラットフォームのもとに、ポップカルチャーのファンたちは集まり、コミュニティをつくる。そこは新しい知識が生み出され、主体的な参加が促される創造的な場である。
もはやメディア産業もファンダムを無視してコンテンツをつくることはできない。
メディア研究の第一人者が、<コンヴァージェンス>の理論をもちいてトランスメディアの複雑な関係を読みとく古典的名著。
ファンと産業界が衝突しながらもともに切りひらいてきた豊かな物語世界の軌跡をたどり、参加型文化にこれからの市民社会を築く可能性を見出す。