『夢みる部屋』 デイヴィッド・リンチ、クリスティン・マッケナ
『夢みる部屋』
デイヴィッド・リンチ、クリスティン・マッケナ 著 / 山形浩生 訳・解説
フィルムアート社 / A5判上製 / 704P
異能の映画監督デイヴィッド・リンチの創造的な人生を、リンチ自身の言葉と、身近な同僚、友人、家族の言葉の両面からひもといていく、いまだかつてないユニークな自伝!
本書は、比類なきビジョンを追求し続けてきたデイヴィッド・リンチの、映画、アート、音楽その他さまざまな「創作人生」と、彼が直面してきた苦悩や葛藤も明かされる、リンチにとって初めての伝記と回想録を融合させる試みである。
共著者のクリスティン・マッケナによる評伝のセクションは、元妻、家族、友人、俳優、代理人、そして映画制作の多様な分野で協働する同僚たち、総勢100人以上の登場人物からなる驚くほど率直なインタビューによって、パーソナルな「人間・リンチ」を浮き彫りにする。リンチ自身の回想のセクションは、叙情的で親密、そして何事もタブーにすることなくすべてを赤裸々に語る──過激なユーモアももちろん忘れない──パーソナルな考察であり、リンチの美的感覚や人生哲学にあふれている。
最も謎に包まれた、最も独創的な一人の表現者の、人生と心の中にアクセスする、すべてのリンチ信者必読の歴史的な一冊。