『きらめく拍手の音』イギル・ボラ
『きらめく拍手の音 手で話す人々とともに生きる』
イギル・ボラ 著 / 矢澤浩子 訳 / リトルモア / 四六判並製 / 288P
手話は言語だ。
[コーダ]=音の聞こえないろう者の両親のもとに生まれた、聞こえる子(Children of Deaf Adults)の話。
映画監督、作家であり、才気溢れる“ストーリー・テラー”、イギル・ボラ。
「コーダ」である著者が、ろう者と聴者、二つの世界を行き来しながら生きる葛藤とよろこびを、巧みな筆致で綴る瑞々しいエッセイ。
家族と対話し、世界中を旅して、「私は何者か」と模索してきた道のり。