『大都会の愛し方』 パク・サンヨン
『大都会の愛し方』
パク・サンヨン 著 / オ・ヨンア 訳
亜紀書房 / 四六判並製 / 264P
彼を抱きしめると、俺はこの世のすべてを手に入れたような気がした。
光と影が渦巻く大都市ソウル。
最低賃金のバイトをしながら、くずみたいな文章を書きなぐって暮らす〈俺〉は、どれだけ派手に遊んでも、消せない孤独を抱えている。
そんな日々のなか、梨泰院(イテウォン)のクラブでバーテンダーとして働くギュホと出会い、愛を分かちあう。
しかし〈俺〉には、人に言えない〝秘密〟がある……。(「大都会の愛し方」)
喧騒と寂しさにあふれる大都会で繰り広げられる多様な愛の形。
さまざまに交差する出会いと別れを切なく軽快に描く。
韓国で新時代の文学として大きな話題を呼んだベストセラー連作小説。